11/7は荒れ模様の天気でこの日だけがくんと気温が下がる予報が出ていた。夕方になってみかんがどうしても食べたくなって八百屋さんに出かけたらなんか歩道の端っこにちっちゃい三角が震えてじっとしている。近づいてみたらチャバネセセリちゃんだった。
そっかそっか、急に寒くなったし動けへんよなぁ、とつまみあげてみたらまだとてもきれいなチャバネセセリちゃん。羽化して間もないんじゃないかな。
ミカンはあきらめてたまたま自転車のかごに入っていたレジ袋にチャバネセセリちゃんを入れて連れて帰ることにした。
途中でレジ袋が風にあおられ(風が強くて寒かった)結び目がほどけてしまい、中を見るとあれあれ、セセリちゃんがいない。ガビーン!と半泣きで帰ってきて胸元を見るとセセリちゃんがしっかりつかまっていた。よかった!
アゲハの蛹が入っている虫かごにともかく入ってもらって8日の朝に放すことに決めた。
寒いのは今日一日だけみたいだったし。
で、翌8日の朝にまだたくさん咲いているランタナの上に置いて名残惜しいがお別れを言って鳥見に行って帰ってきたらまだ止まっていた(;^ω^)
日陰で寒くて飛べなかったようだ。なので今日も一晩わが家で過ごしてもらうことにした。
翌9日の朝、セセリちゃんを入れた虫かごを持って淀川河川公園に。花壇にはキタテハちゃんやヒメアカタテハちゃんがいつもいるし、お日様を遮るものもなくてあったかいはず。
前日までのうすら寒さや強い風はもう影を潜めていて蝶も蜂も元気よく飛び回っている。
チャバネセセリちゃんを花の上に置いてちょっとその辺を飛んでる蜂さんを撮ってたらその間に偶然にも同じチャバネセセリちゃんが飛んできていて二人で仲よく吸蜜してやんの。
よかったなぁ、セセリちゃん。おばはん悲しいけど嬉しい(´;ω;`)
たった二日間一緒に過ごしただけで見事にチャバネセセリ型の風穴があいてしまったおばはんの心(´;ω;`)ウッ…
さびしいよう、さびしいようと天野川に行ったらカワウちゃんがドーーーーーーっと飛んできて感傷はドーーーーーーっとどっかに行ってしまった。
でもかわいかったなぁ、チャバネセセリちゃん。偶然やってきたあのお友達はきっと偶然じゃなくて用意された出会いに違いない。おばはんがみかんを食べたくなったのもきっと偶然じゃない。二人が楽しく暮らすための駒だったのだ。